人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

自分のおかしいところがわかった、自分で苦しくさせている

一人目の子供を出産して退院し実家に戻った ばかりの頃の記憶だ。 初めての赤ちゃんの世話、夜中の授乳などで クタクタになっていた。おまけに精神的にも 不安定で、無事赤ちゃんが生まれて嬉しいはず なのに、なぜか悲観的な気持ちになってしまう。 いわゆ…

親子逆転。 ほんとは母に甘えたかった、寂しかったのだと、今ごろ気がついた

結婚して数年後、夫が手術で入院することになった。 緊急だったり重篤な病状ではなかったが 私が一晩病院に泊まって付き添うことになった。 子供がまだ幼かったので、母に来てもらうことになった。 その時の母の言葉だ。 「わたし(母)と〇〇ちゃん(小春の…

親が良かれと思って選んでくれても、幸せとは限らない

小春が20歳の頃、父は実家を建て替えた。 新築祝いで親戚が集まった席で、叔母に こう言われたのをはっきり覚えている。 「小春ちゃんは幸せだねー! こんなに立派な家を建ててもらって」 建ててもらって? これは父が建てた父の家だ。 もちろん小春の部屋も…

実家でこっそりしていたこと

両親が高齢になり、頻繁に実家に戻るようになった 頃のはなしだ。 父も母も歯が弱くなり、柔らかい食事を希望した。 特にご飯は、炊飯器で3カップ炊く時には、水量は 5カップ分でと母に指定された。 炊き上がりはベタベタのおかゆ状態だ。 私はどちらかと…

姉と妹で育て方が違った。「お姉ちゃんなんだから」「妹なんだから」

「うちを出て行く子」「うちを継ぐ子」 母は小さな頃から私には 「あなたはうちを継ぐ子なのよ。」 と言っていた。 そして妹によくこんなことを言っていた。 「あなたはうちを出て行く子なのよ。」 つまり、大きくなったら他家に嫁に行く と言う意味だ。 ど…

読売新聞「人生案内」の母娘の相談内容を読んで

読売新聞「人生案内」 先週の読売新聞「人生案内」を読んで、色々と 考えてしまった。読者からの悩み相談を回答する コーナーで、その日は大学教授の山田昌弘さんが 回答されていた。 相談内容 30代の会社員女性からの相談。遠く離れて暮らす 母親が寂しいと…

感情のコントロールができなくなった

いったん解放されたと感じたけれど、 そのあとに続く葬儀や法要で 心身ともに疲れ果てた。 田舎では昔ながらの風習がまだまだ 残っているのだ。 何より人の考え方、価値観が違いすぎる。 葬儀の翌日、私は軽くめまいがして 起きられなかった。今日は特に行事…

その夜に感じたこと

母が亡くなった。 実家の仏壇の前に安置された母の棺の そばに布団を敷いて私は2晩寝た。 お線香の匂いが部屋に漂い、とても静かだ。 横になると、不思議な感覚に襲われた。 最初は胸のあたりをヒモのようなもので ぐるぐる巻かれているみたいで息苦しかっ…

最後の言葉

母が入院して数ヶ月が過ぎた。 もう積極的な治療はできず 痛みを取ることがメインになっていた。 そんなある日の母は機嫌が悪かった。 手を握ったり、体をさすったりしても 怖い顔で睨む。 そして妙にはっきりした声で言う。 「ぜんぶ小春が悪いんだ。 何も…

「家持ち娘」ではなく、ただの娘ではダメなの?

母の入院している病院に行き 病室で過ごしたり、母の車椅子を押して 廊下を歩いていると、看護師さんや 入院患者さんからよく声をかけられた。 「あら、娘さんが来てるのね」 すると母は必ず大きな声でこう言い返した。 「いいえ、この子は家持ち娘なの!」 …

母の晩年

70代後半からの母は、だんだん足腰が衰え ものごとに興味もなくなり、ほぼ1日中 薄暗い茶の間でぼーっとして過ごしていた。 実家に帰ってその姿を見るとドキッとした。 いえ、もっとストレートに言うと 怖いものを見たときのように、ゾクッとした。 こんな…

ずっと親を忖度してきたのに 今気がついた

子供達が独立し、今は夫と心地よい 距離感を持って暮らしている。 なかなかいい夫婦だと思っているが 実は離婚を真剣に考えたことがある。 10数年前、子供達が思春期の頃だ。 私も夫も修復はもう無理だと感じていた。 でも私はどうしても離婚に踏み切れなか…

単身赴任が楽でいい?

長女の私が結婚して家を出て、自分の 家庭を持ってからも、両親はいずれは 私たち家族が実家に戻ってきて、一緒に 暮らすという希望を捨てていなかった。 私もはっきりと、それはないよと言えれば よかったのだけど、どうしても言えなかった。 子供が小学校…

気持ちから 事実がわかる

■ 花嫁の涙 これまで出席した結婚式で花嫁さんの涙を 何度も見てきた。 結婚できた喜び、これまで一緒に暮らした 両親や家族への感謝と巣立つ寂しさの 入り混じった気持ちなどなど、いろんなこと がこみ上げてくるのだろうか。 そんな新郎新婦を見ていると、…

20代の娘の部屋を母が勝手に掃除する

短大を卒業してOLだった頃の話だ。 小春の部屋に無断に入るのはやめてほしい と言っても母はやめなかった。 ■ ジグソーパズル事件 その頃、ジグソーパズルにはまっていた。 何千ピースもの大きなものに取り組んでいた。 会社から帰って、夜のひとときに少し…

「わくわくエンジン」いい響き

最近、「わくわくエンジン」という言葉を 偶然見かけた。 なんだろう、すごく魅力的な言葉の響きだ。 「キーパーソン21」というNPOが行なって いる活動だった。 http://www.keyperson21.org/ サイトより、引用させていただく 自分らしさに気づいたとき、今ま…

自己嫌悪の塊だった小春が、「自分が大好き」と言える人に出会う

前にも書いたが、小学生の頃の私は 無口で引っ込み思案で、 子供らしくない子供だった。 中学生になる頃には、 劣等感が強く、自信もなかった。 最近よく聞く言葉で言うと 自己肯定感の低い子供だった。 10代の頃は日記を付けていたが とにかく自分がイヤ、…

運動会の思い出

小学校の運動会の思い出。 3、4年生頃だっただろうか。 運動会の日の朝 雲ひとつない青空 運動場に引かれたまっさらな白い線 小さな万国旗がたくさん風に揺れていた。 まだ人の少ない運動場の端っこで 私は猛ダッシュの練習をしていた。 ワクワクして、頑…

「人それぞれ」という概念がない人

私が子供の頃は、普通の家庭ではテレビは 一台あるだけだった。茶の間で家族揃って テレビを見ていた。 その頃は歌番組もたくさんあった。父も母も 演歌が好きでテレビを見るのを楽しみにしていた。 ところが、演歌以外のアイドル系、ポップス などは大嫌い…

親の悪口ばかり言ってる人生はもう嫌だ

これまで自分の書いてきたものを見て ふと思った。 親の悪口ばかり・・・ 私が物心ついた頃から、亡くなる寸前まで ずっと人の悪口と批判が止まらなかった母。 私も同じことをしている?? 反面教師にしよう。 死ぬまで自分の親の悪口言い続ける一生は嫌だ。…

相手の気持ちがわからない人

空気が読めないとは、人の気持ちを 推し量ることができないことでもある。 その結果、場が和んだり、どっと笑いが あふれる場合は、あの人は天然ね〜で すむけど、母の場合は人を傷つけてる のではないかと気になって仕方がなかった。 母から何回か聞かされ…

空気が読めないとは

母は究極の 空気が読めない人 だった。 親戚が集まって食事をしている。 みんなで楽しく話が盛り上がっている。 母はその話題に入っていけない… いえ、みんなの話に自分も加わると いうこと自体を知らないのかも。 そんなときに突然まったく関係ない 話を始…

子供が自分の親を「子供っぽい」と思うとき

小学校の5、6年の頃だったかな 仕事から帰った母がこう言った。 「もう、皆んながわたしを悪者にするのよね。。」 職場の人間関係でなんかあったのだろう。 普段から母はそんなことを私によく話した。 「皆わたしのことが嫌いなのよ」 「◯◯さんが酷いこと言…

祖父からの入学祝を母が断わる⁉︎

小学生の頃の私はどんな子だったんだろう。 おとなしくて無口だった気がする。 その頃の写真を見ても、笑っているのがない。 もともと子供っぽくない顔立ちだったからか 無邪気にはじけてる写真は1枚もない。 通信簿に先生からのコメント欄があって いつも…

両親は男の子(=跡継ぎ)がほしかった

私が大人になってから、親戚のおばさんから 聞いた話だ。 妹が生まれたとき、おばさんがお祝いに来たら 家中が暗くてお通夜みたいだったと言う。 出産のお祝いに来て、お通夜という言葉を使う おばさんもどうかと思うが(母の姉なので、 性格が似ているよう…

小さな子の虫歯は親の責任

当たり前だけど、小さな頃の記憶は自分では覚えて ないことが多い。 もう少し大きくなってから、母や周りの人から 小春は小さい頃こんなだった、こんなことがあったと 聞いたことが記憶となっていると思う。 繰り返し何度も母から話されたことはこんなこと。…

気持ちをわかってもらえた本に出会えた

これまで毒親本はかなり読んできた。 でも、読み終わったあと、何か違うと感じたり 罪悪感が募ったり、やっぱり私の場合は毒親と 言うほどではないのかも・・・ そんな本が多かった。 そんな私が、解決の糸口をつかめるような 本に出会った。 『「毒親」の正…