「わくわくエンジン」いい響き
最近、「わくわくエンジン」という言葉を
偶然見かけた。
なんだろう、すごく魅力的な言葉の響きだ。
「キーパーソン21」というNPOが行なって
いる活動だった。
サイトより、引用させていただく
自分らしさに気づいたとき、今まで気づかなかった何かを見つけたとき、
子どもも大人も、自ら動きださずにはいられない自分だけの原動力に気づきます。
それを、私たちは「わくわくエンジン®」と呼んでいます。
私たち大人が子どもにしてあげなくてはならない大切なことがあります。
それは、誰もがもっているわくわくして動き出さずにいられない原動力のようなもの
「わくわくエンジン」を一人ひとりから見つけだすということ。
今はこういうものがあるのだなあ。
一人でも多くの子供がワクワクした原動力を
持てますように!!
同時に自分の子ども時代、中高生時代を
振り返ると胸の奥がチクンと痛む。
あの頃は、わくわくエンジンどころか
エンジンのない船で海を漂っていた
ようなものだった。
前に書いた通り、もの心ついた頃から
小春は大きくなったらお婿さんもらって
この家を継ぐのだと
言い聞かされて育った。
勉強ができる女は、お婿さんが
見つからないから大学なんか行くな。
△△高校に行って、地元の銀行に勤めろ。
そんなことを父に言われて育った。
どうせ私なんか何やっても無駄だ。
ずっとそう思っていた。
それでも父の勧める高校ではなく
別の高校に進学した。
そこに行きたかったからではない。
勉強しなくても合格できる学校を
選んだだけだ。
そんな投げやりな気持ちで進学した
わりには高校生活は楽しかった。
中学校に比べると、通学圏が広いので
新しいタイプの友達もできた。
残念ながら、父の干渉でその友達とは
疎遠になってしまったが・・・
目指したい職業も見つかった。
父は、将来家に戻ってくると約束する
なら許してやる。と言う。
どこまで家に縛り付けるつもりだ。
親に許してもらわないと、自分の希望の
職業に就けないの?
自分の人生なのに。
結局、その職業は諦めた。
教育学部以外の大学は許さないと言われて
短大に進学した。
受験勉強わずか2ヶ月、模擬試験の結果は
E判定(合格確率25%以下)、担任の先生
からは記念受験してこいと言われていた。
よく合格できたもんだ。自分でも信じられ
なかった。嬉しかった。
エンジンのない船で漂流していたが
沈没せずに何とか大人になれた。
運が良かったとしか言えない。
わずか2ヶ月だが、必死で勉強もした。
努力すれば報われることを初めて知った。
同時に、全く努力してこなかった中学・
高校時代を悔やんだ。
もっと勉強していれば、結果は変わって
いたかもしれない。自分の限界まで努力
しなかったことに、そのあと何年間も
後悔し続けた。