人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

気持ちをわかってもらえた本に出会えた

これまで毒親本はかなり読んできた。

でも、読み終わったあと、何か違うと感じたり

罪悪感が募ったり、やっぱり私の場合は毒親

言うほどではないのかも・・・

そんな本が多かった。

 

そんな私が、解決の糸口をつかめるような

本に出会った。

 

『「毒親」の正体』 水島広子

新潮新書3月の新刊だ。

 

タイトルにはちょっと躊躇したが、水島さんの

書いた「自己肯定感、持っていますか?」を

読んで気持ちが楽になったことがあったので

今回も買ってみた。

 

読んだ感想をひとことで言うと

腑に落ちる

うまく言えなかった自分の気持ちをわかって

もらえたと感じられる内容だった。

 

心の中でモヤモヤ、ドロドロしていた訳のわから

ないものが、ストンとあるべき場所に収まる感じ。

それがいくつもいくつもあった。

 

精神科医の著者が診察室で実際に診てきた親子問題

では、親が発達障害の場合が少なくないと言う。

 

実はこの数年、母が発達障害だったのではないかと

疑ったことが何度もあった。

そんなこと考えるなんて、ひどい娘だ!と罪悪感があった。

でもでも、母にはどう考えても普通じゃない行動があった。

この本を読んで、そんな葛藤がすっきり晴れた。

ストンとおさまった。

 

母は発達障害だった、、、のだろう

数年前に亡くなり、専門家の診察を受けることも

できないので断定はできないが、本に書かれている

内容とあまりにも重なるのだ。

 

 

さらに

親との辛い経験を「蒸し返すこと」は解決のために

大きな意味があるという。

 

今さら過去のことをあれこれ言っても、過去は変え

られないのだから、これからのことを考える方が

ずっと大切だ。というのは王道の考え方だ。

 

何十年も前の子供の頃のしんどかったこと、

それを思い出しても傷が深くなるだけではないの?

記憶を風化させ忘れた方がいいのではないの?

このブログを始めてからも、ずっと迷ってきた。

 

でも、あえて蒸し返してみようと思う。

何十年も言えなかった気持ちを書いてみよう。

何かが見えてくるかもしれない。