人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

読売新聞「人生案内」の母娘の相談内容を読んで

読売新聞「人生案内」

先週の読売新聞「人生案内」を読んで、色々と

考えてしまった。読者からの悩み相談を回答する

コーナーで、その日は大学教授の山田昌弘さんが

回答されていた。

 

相談内容

30代の会社員女性からの相談。遠く離れて暮らす

母親が寂しいというので移住を考えるが夫の

賛同を得らない。乳児が2人いるので頻繁に

両親だけで暮らす家に行くこともできず、

自分の親不孝を受け入れられないという相談。

 

それに対する回答は、

もし相談者が夫と離れ、仕事を辞めて実家に帰っ

たとしても、母親は喜ばないのでは。仕事を辞め

させたと罪の意識を持ってしまうのではないか。

 

母親が寂しいなどと愚痴を言うのは相談者への

甘え。小さい頃に相談者が母親に甘えた分を

取り戻そうとしているのだから、帰省した時に

話を聞いてあげるだけでいい。帰りたいけど今は

無理という関係を続けていけば良い。

 

というような内容だった。

 

私の場合は、やっぱり普通の親子じゃなかった

私の30代の頃と似たケースだ。

でも、何か大きく違いすぎると感じた。

きっと普通の親子の話なのだろうな。

 

私は実家に戻ろうという気持ちは全くなかった。

そしてもし私が実家に戻ったとしても、母は罪の

意識なんて持たなかっただろう。ただシンプルに

大喜びしたに違いない。

 

ものごとを平面的にしか考えられない、

立方体の概念がない人なのだ。

 

だって前に書いたように、自分と一緒に暮らす

ために、娘の夫が単身赴任になるのを

「楽でいい」と言った人なのだから。

 

fkoharu.hatenablog.com

 

あと、小さな頃に母に甘えた分を、歳をとって

から逆に母が子供に甘えているのだという部分が

少し悲しい。私は母に甘えた記憶がない。

母に頼られた(甘えられた?)記憶ならいっぱい

あるが・・・

 

小さな子供が親に甘えるには、自分の気持ちや

感情を素直に表現することが必要だと思う。

私は言えてなかったような気がする。何か不満が

あっても、黙り込んだり、癇癪を起こすだけで

自分の心の中をさらけ出すことができなかった。