人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

空き家になった実家

お盆が終わった。 日常が戻って来たが、心は重苦しい。 父が亡くなり、縛りから解放されると 思ったが、今度は親戚から言われ 続けている。 もういい歳なんだから、仕事なんか やめて田舎でのんびり暮らしたら いいじゃないか。 家は空き家にしておくと良く…

「べきおばけ」は自分の中に住み着いている

暑い夏。お盆。 今日から実家に帰る予定で、朝から買い物 行ったり、準備中だけど、体が重くて捗らない。 久しぶりにハーーーーーっと大きなため息が 止まらなくなった。 苦しくなってブログ書いてるけど、この調子 では、いつ実家に向かうのかと・・・笑 久…

実家に帰りたくない理由

10代の頃 私は自分を「カゴの中の鳥」だと感じていた。 親に自分の人生を決められ、自分の羽で空を 自由に飛べない鳥。 息苦しかった、悲しかった。 毎日のように日記に気持ちを書いた。 今 ここであれこれ書いているのと同じだ。 友達にも相談したが、あま…

12月は憂鬱 「・・・しなくてはいけない」ことばかり

12月といえば何を連想するだろう。 クリスマスでわくわくする人も多いだろう。 私は12月が1年の中で一番嫌いだ。 寒いし、日照時間が短くて暗く感じる。 冷たい風がヒューヒュー吹いて 人たちが慌ただしく動いている。 そして何より「・・・しなくてはいけな…

住み続けたい街

近所を少し散歩してきた。 12月の夜にしては寒くない。 薄雲のかかったぼんやりした月が出ている。 雨上がりの歩道、しっとりする。 ああ、この街が好きだーーー あらためて感じた。 通りから聞こえる車の音さえいとおしい。 今 住んでいる街をこんなふうに…

一人暮らし、同居、どちらもメリット・デメリットあり

しばらく実家には行かないことにした。 いえ、行かないという選択肢もあるなと思った。 何か用事があるから帰って来てくれ、とか 久しぶりに小春の顔が見たい、とか 美味しいもの貰ったから鍋でもしよう、とか そんな話は一切ない。 私からしない限り父から…

因果応報、なにごとにも原因がある

私はそれほど冷酷な人間ではない。 人に対する優しさだって持っているつもり。 常識はずれの人間でもない。 そんな私が実家や親に対して こんなに長年にわたって嫌な感情を持ち 続けているのには原因があるはず。 小さな頃からの親との関係で 私が嫌だ辛いと…

嬉しいとき 過去の嬉しかったことがよみがえる、そして

友人たちと楽しいひと時を過ごした。 ふとその友人たちと出会った時のことを思い出した。 あの時も楽しくて面白くて、 お腹抱えて笑っていたなあと。 そんな記憶が今をますます楽しくしてくれる。 そして・・・ その逆もある。 実家に行って父と会い嫌な気持…

自分の中の何かが自分を苦しくさせている、それは何?

波がある。 最近、だいぶ気持ちも楽になってきたかなあと 思っていたら、突然の急降下。あえいでいる。 原因はたぶん・・・ 近々実家に私一人で行く予定だから。 夫の都合が悪く、自分一人で行くと自分が 決めたのに、それがしんどい。胸が苦しい。 一人で行…

「獣になれない私たち」がいろんな意味ですごい

「獣になれない私たち」というタイトルから なんとなく今どきの若者の草食系恋愛ドラマ なのかなと思っていた。笑 そう「逃げ恥」の続編のような・・・ 以前から、松田龍平のなんともいえない、 つかみどころのない、煮え切らない不思議な 魅力(そういう役…

「毎日会う80代母が苦痛の種」高齢になってからの親子共依存?

読売新聞に読者からの相談に回答者が答える 誌上公開人生相談『人生案内』というコーナーがある。 回答者は大学教授、精神科医、弁護士、哲学者などの 先生たちだ。 生き方のヒントになる内容が多くて毎日読んでいる。 今朝掲載の相談タイトルに目がとまった…

そばにいると気持ちが明るくなる人

年に何度か会うだけだが、 一緒に過ごしていると、 気持ちが明るくなって楽しい気分で過ごせる人がいる。 別れた後も暖かな余韻が続き、元気に毎日を過ごせる。 何がそうさせるのだろう・・・ いつも笑顔で、前向きで、気持ちをオープンにしている。 その人…

電話をするのが怖くて、避けてしまう

実家に電話するのが苦手だ。 特別な用がない限りかけないようにしている。 苦手というより怖い。 電話して父が出ないことが怖いのだ。 20回ほどベルを鳴らし続けても出ない。 もう一度かけ直しても出ない。 5分後、1時間後、かけ直しても出ない。 どうしたん…

怒りと苦しさの正体

毎日毎日ずっとここに書いているようなことで うつうつとしているわけではない。 実家から戻って1週間くらいはかなりとらわれて いることが多いが、日にちが経つにつれ、普段の 生活の中で過ごすうちに、その時間は少なくなっていく。 でも、完全に消えるわ…

親の期待は子供にはしんどい・・・「奈々子に」吉野弘

吉野弘さんの「奈々子に」という詩を ふとしたことから知った。 一度読んだだけで、心にしみこんだ。 特にこの部分・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 唐突だが 奈々子 お父さんは お前に 多くを期待しないだろう ひとが ほかからの期待に応えよう…

心境の変化、ブログアイコンを変えてみた

ブログアイコンを変えた。 このブログを始めたきっかけは 2017年のお正月の帰省から戻って 苦しい気持ちをどこかに書きたかったから。 その時の自分の気持ちを表している画像を 探してブログアイコンにした。 それがこれ ↓ ↓ 親が家が重くてたまらなかった。…

親に泣かれるということ

先に書いた話の続き、 私が結婚して家を出たいと言ったとき 母はどうだったのか。 少しでもフォローしてくれたのか。 No! 父とはまた別の意味で強烈だった。 「小春が家を出るなら、ワタシはどうしたらいいの。 どうやって生きていけばいいのーーー」 母はそ…

江戸時代の毒親 by 浅田次郎

読売新聞朝刊に掲載中の時代小説 浅田次郎さんの「流人道中記」が面白い。 先月はじまりの第1話、まず「万延元年」と いうのがわからず、グーグルさんのお世話になった。 1860年らしい。 江戸末期の物語だ。といって、今のところ 幕末の話は出てこない。主…

問題は、帰省から戻ってもしんどい気持ちが続くこと

今年のお盆の帰省は3日間で切り上げた。 ストレス溜めるのはわかっているから 3日間限定で頑張ろう、我慢しようと思った。 実家にいる間も 1日目:あさってには自宅に帰れる 2日目:明日には帰れる 3日目:今日頑張れば、夜には解放される そう思うと気…

お盆。しんどい。髪も抜けるよ。

お盆。 私には嫌な季節だ。 行きたくないと思いながらも、今年も行ってしまった。 行く数日前から、気持ちがどよんと重くなってくる。 息苦しくて無意識にため息が出る。 そんな状態で実家に向かう。 今年はなんとか3日間だけの滞在にした。 来客のための家…

上げ膳、据え膳

母は料理が苦手だったので 私が食事の支度や後片付けをすると すごく喜んだ。 「上げ膳、据え膳でご飯が食べられて これほど嬉しいことはないよ。」と ニコニコして言った。 それもあって、実家に行った時は 私が食事を作るのが当たり前になっていた。 その…

謎の思い出、嘘のような思い出

小学校低学年の頃の記憶だ。 母と二人で親戚のうちに行った。 母にとって気安い親戚ではなかったので 少し緊張していたように感じてはいた。 そこでおばさんが手作りのサンドイッチを 出してくれた。大きなお皿に綺麗に並んだ 美味しそうなサンドイッチ、そ…

自分のおかしいところがわかった、自分で苦しくさせている

一人目の子供を出産して退院し実家に戻った ばかりの頃の記憶だ。 初めての赤ちゃんの世話、夜中の授乳などで クタクタになっていた。おまけに精神的にも 不安定で、無事赤ちゃんが生まれて嬉しいはず なのに、なぜか悲観的な気持ちになってしまう。 いわゆ…

親子逆転。 ほんとは母に甘えたかった、寂しかったのだと、今ごろ気がついた

結婚して数年後、夫が手術で入院することになった。 緊急だったり重篤な病状ではなかったが 私が一晩病院に泊まって付き添うことになった。 子供がまだ幼かったので、母に来てもらうことになった。 その時の母の言葉だ。 「わたし(母)と〇〇ちゃん(小春の…

親が良かれと思って選んでくれても、幸せとは限らない

小春が20歳の頃、父は実家を建て替えた。 新築祝いで親戚が集まった席で、叔母に こう言われたのをはっきり覚えている。 「小春ちゃんは幸せだねー! こんなに立派な家を建ててもらって」 建ててもらって? これは父が建てた父の家だ。 もちろん小春の部屋も…

実家でこっそりしていたこと

両親が高齢になり、頻繁に実家に戻るようになった 頃のはなしだ。 父も母も歯が弱くなり、柔らかい食事を希望した。 特にご飯は、炊飯器で3カップ炊く時には、水量は 5カップ分でと母に指定された。 炊き上がりはベタベタのおかゆ状態だ。 私はどちらかと…

姉と妹で育て方が違った。「お姉ちゃんなんだから」「妹なんだから」

「うちを出て行く子」「うちを継ぐ子」 母は小さな頃から私には 「あなたはうちを継ぐ子なのよ。」 と言っていた。 そして妹によくこんなことを言っていた。 「あなたはうちを出て行く子なのよ。」 つまり、大きくなったら他家に嫁に行く と言う意味だ。 ど…

読売新聞「人生案内」の母娘の相談内容を読んで

読売新聞「人生案内」 先週の読売新聞「人生案内」を読んで、色々と 考えてしまった。読者からの悩み相談を回答する コーナーで、その日は大学教授の山田昌弘さんが 回答されていた。 相談内容 30代の会社員女性からの相談。遠く離れて暮らす 母親が寂しいと…

感情のコントロールができなくなった

いったん解放されたと感じたけれど、 そのあとに続く葬儀や法要で 心身ともに疲れ果てた。 田舎では昔ながらの風習がまだまだ 残っているのだ。 何より人の考え方、価値観が違いすぎる。 葬儀の翌日、私は軽くめまいがして 起きられなかった。今日は特に行事…

その夜に感じたこと

母が亡くなった。 実家の仏壇の前に安置された母の棺の そばに布団を敷いて私は2晩寝た。 お線香の匂いが部屋に漂い、とても静かだ。 横になると、不思議な感覚に襲われた。 最初は胸のあたりをヒモのようなもので ぐるぐる巻かれているみたいで息苦しかっ…