人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

空き家になった実家

お盆が終わった。

日常が戻って来たが、心は重苦しい。

 

父が亡くなり、縛りから解放されると

思ったが、今度は親戚から言われ

続けている。

 

もういい歳なんだから、仕事なんか

やめて田舎でのんびり暮らしたら

いいじゃないか。

家は空き家にしておくと良くない。

月に何度か帰って来て風を通すくらい

ではだめだ。実際に住んで人が暮らさ

ないと家は傷んでいく。

 

田舎に帰って、家を土地を墓を

守っていけということだろう。

この数ヶ月会うたびに繰り返し

言われ続けている。しつこい!

 

どうしてあなたにそんなことを

言われないといけないのか。

私の人生だ。

自分のやりたい仕事を続け、

自分の住みたい街で暮らし続けたい。

残りの時間はそんなに多くない。

大切に使いたい。

 

その人は旧家の長男で、見事に

長男のつとめ(古っ!)を全うしている。

家を守り、土地を守り、冠婚葬祭を

抜かりなくこなし、伝統や風習を守り、

世間体を大事にしている。

それはそれで一つの生き方だろう。

 

自分が一番良いと信じている生き方だから

人にも同じようにさせたいのだろう。

悪気がないのはわかるが、人の生き方に

干渉しないでほしい。

 

小さな頃から続いた苦しい親子の関係から

解放されたと言うのに、次はこれか・・・

 

何を言われても軽く聞き流して

自分の道を行く。

そんなおおらかさが自分に欲しい。