人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

電話をするのが怖くて、避けてしまう

実家に電話するのが苦手だ。

特別な用がない限りかけないようにしている。

苦手というより怖い。

電話して父が出ないことが怖いのだ。

 

20回ほどベルを鳴らし続けても出ない。

もう一度かけ直しても出ない。

5分後、1時間後、かけ直しても出ない。

どうしたんだろう、何かあったのか・・・

よくない想像が頭を駆け巡る。

夜だと眠れなくなる。

 

結局は出かけていたり、着信に気付かなかっただけ

なのだが、それがわかるまで心がキリキリする。

これまでも携帯を持ってもらったこともあったが

気に入らなくて解約してしまった。

メールなんて仕組みすら理解していない。

いくら教えても、やろうという気が全くない。

 

固定電話だけが頼りだが、留守電をセットする

ことすら嫌がる。

「用があればまたかけ直してくればいい。」

そういう人なのだ。

 

きっと父は思っているだろう。

携帯電話だとか留守電だとか、そんなものは

いらない。小春が実家に戻って同居すれば

なんの問題もないのだと・・・

 

そして時々、父の方から電話をかけてくる。

いつも早朝で電話の音にドキっとしてとび起きる。

親戚の法事などの特に急ぎでもない内容だが

話のついでに私の罪悪感をちくんと刺激する

ような言葉が混じる。

 

電話を切った後も、息苦しくて、心にしこりの

ようなものが残る。深呼吸したり、音楽聴いて

気分転換が必要になる。

 

ああ、やっぱり父との電話は嫌いだ。

電話をあまりしないのは、自分の心を守るためだ。

 

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電話で楽しい話ができるなら、また話をしたいなと

思えたら・・・もっと頻繁に電話できるのに。

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