人生 ああ鱈腹味わいたい

毒親疑惑の親が高齢になりまして・・・

新年

2017年がスタート。

以前は新しい年を迎えると、新鮮な気持ちになったり、希望が自然と湧き出てきた。

今年はそういう気持ちにもなれず、先の見えない不安が大きい。

 

年末は仕事納めの翌日から実家に来て、大掃除や買い出し、布団を出したり来客準備に追われ、年始は10人近くの食事をほぼ1人(夫も結構手伝ってくれて感謝だけど)で切り盛り。

 

にぎやかに大勢が集まって楽しかった、でも、いささか疲れた。

 

潮が引くように次々とお客さんが帰っていき、父と私だけになった。静かすぎる。

さあ、さっさと片付けて私も帰るぞ〜と頑張ってたら、父が聞いた。

 

「お前はいつ迄いるんだ?」

「明日帰るよ。」

「えー、もう帰るのか。。」

と、寂しそうな顔をする。

 

胸が痛む。

寂しいよね、こんな大きな家でまた1人になるのは。

 

でもね、でもね、私だって精一杯やってる。明後日から仕事だし、年末年始休暇の1週間ずっと実家にいたんだから。

 

こんなに頑張ったのに、父からの言葉はありがとうではなく、もう帰るのか(寂しい、がっかり、もっとずっといてくれってことでしょう)。

私の中に出来上がりつつあった小さな達成感が急速にすぼんで行く。

 

と、同時に叫びたくなる。

私だってお正月したい!!

スーパーへの買い物以外どこへも行かず、毎日家事にあけくれてた。初詣もまだ行っていない。

 

実家では、父1人が氏神さんの神社へ新年のご挨拶に行くのが習慣。子供の頃から家族揃って初詣に行ったことがない。謎な家である。

 

年末年始の帰省シーズン、お客さんを迎える長男のお嫁さん達の気持ちが少しわかる。私のような長女は帰省して、なおかつ、お客さんを迎えなくてはいけない。

 

自分の実家なんだから気楽でしょと思われるかもしれない。でも、なかなかツライ。

 

田舎では長男が家を継ぐ。男子がいない家は長女が継ぐ。いまどき「家」なんて!と思うだろうけど、田舎ではまだ普通に残ってる考え。

友達に話してもわかってもらえない。それどころか批判されることも多い。

 

そんな長女の気持ちを書いていこうと思います。